看護師が寮で生活するうえでの難点は、勤務時間を終えても職場の人達との距離感を保ちにくい部分にあります。
同じ建物に同僚や先輩、上司が暮らしているため、プライベートでも廊下やエントランスで顔を合わせる機会が頻繁に生じるからです。
仕事とプライベートを切り離してリフレッシュしたいと考えても、誰がいつ外出しているかなど行動が自然と周囲の目に触れます。
人間関係があまり得意ではない人が近くに住んでいる場合は、余計な気を遣って息苦しさを覚えることもあるでしょう。
自宅に戻っても完全に心が休まらない状態が続けば、精神的なストレスが蓄積する原因になります。
また、家賃が安く設定されている反面、建物の設備や物件自体が古いケースもあるのがデメリットの一つです。
病院が昔から所有している古いタイプの寮は、間取りや水回りの設備が現代の生活水準に合っていない可能性があります。
集合住宅ながら、プライバシー確保が十分ではないかもしれません。
自分の気に入った新しいマンションで快適に暮らしたいと考える人にとっては、寮の環境に不満を感じる可能性が高いです。
大きな病院なら、自分で探した一般の賃貸物件に対して家賃補助や住宅手当を支給する制度を整えている場合もあります。
自分の好みのインテリアや立地を重視し、仕事終わりのプライベートな時間を充実させたい看護師も多いでしょう。
その際には、無理して寮を選ばず個人で賃貸契約を結んで暮らす方が適していると言えます。